【その1】

「ど  ん  底」

 ◯[昭和24年度高校男子]

 此の年は前年度に比べ福地先生が「チーム編成困難」と言わざるを得なかった程の凋落の年であった、部長福地先生の下に3年2名、2年9名 1年7名と人数だけは揃ったものの試合経験ある者は2年金子、玉沢だけでその内金子が5月より病気の為運動禁止となり、更に福地先生の骨折から夏に予定した合宿が不能になる等不運続きだった、此の間、部内は相当長期に亘って融和を欠き、又3年は受験の為積極的に動けず2年に負担がかかって来て居た。かくして攻守の中心が得られず、練習に於ても創生期に帰っての暗中模索であったがこの混乱の中にも熱心な幾人かの人達によって練習はどうやら続けて行かれた。 そして12月より翌年にかけて、復帰の可能性濃くなった金子を加えて2年生6人の間に固い結束が生まれて来るのである。
○1月29日 於千商
 千葉高 2 (21-18,21-16) 0 船高
 船高 2 (21-17,17-21,21-10) 1 千葉商
  3セット河原Sよく後半得點を許さず
 FR山口、FC金子、FL西村、HR峰川、HC玉沢、HL近藤、
 BR海老原、BC河原、BL宮原
○3月13日
 船ク 2 (21-17,22-20) 0 船高
中旬よりFC西村、FL金子とす
○3月26,27日 於館山
文理大の講習に参加、第1日12名、2日8名、男5女2チームが参加、 船高はSにすぐれる他は中程度と見られた
○4月22日 船中
 三菱化工 2 (21-15,21-14) 0 船高
 三菱化工 1 (21-18,19-21) 1 船高

◎4月24日 第2回県民大会千葉地区予選 於千師
 留守業務 2 (21-15,21-12) 0 船高 S 5、-S 0、入率0.51
 (8.FR山口、9.FC西村、3.FL金子、4.HR峰川、1.HC玉沢、
  7.HL河原、5.BR佐藤、2.BC小倉、8.BL藤田 )
下旬よりAtを主に練習する

◎6月11日 第2回 関東高校 於都八商
 港工 2 (21-10,21-12 )0 船高
 (8.FR鈴木、4.FC西村、6.FL柴山、3.HR峰川、2.HC玉澤   7.HL河原、5.BR佐藤、1.BC小倉、9.BL宮原 )
○6月18日 於市川高
 市川工 2 (21-7,21-12) 0  船高
○4月25日 於船高
 船高 2 (21-19,21-15) 0 国府台高
  メンバー足りずFR近藤氏に入って頂く
 船高 2 (21-15,18-21,21-15) 1 市川工高

◎7月3日 県高校選手権 於千葉高
 千商 2 (19-21,21-15,21-19) 1 船高  S 10、-S 12、入率0.37
 朝、雨で集り悪し、SS7あり、春以来笛の合図で四方に動く練習をした甲斐もなくフットワーク悪く凡M多し、山賀は入部10日目の出場であった、小倉Sよくわずかに気を吐く、2セット7ー20からの晩回は賞さるべきか

 

7.FR
山賀

4.FC
西村

6.FL
浦野

9.HR
峰川

2.HC
玉澤

8.HL
小笠原

5.BR
佐藤

1.BC
小倉

9.BL
宮原

0

5

1

12

0

0

0

0

0

S

0

0

1

0

2

1

0

5

1

失1

3

5

3

4

1

1

0

2

0

失2

3

6

0

4

3

2

0

3

0

◇注 失1=SS+M1+M2+M4 失2=-S+M3 (記号は数字を語るを参照)
7月下旬より、運河コートは強い南風に使えず、前庭の桜の木の間に#を張り練習す。
○7月24日 於船中
 三菱化工 2 (21-15,21-11) 0 船高 S 2、-S 6、入率0.42
○7月29日
 船高 2 (21-11,22-20) 0 両国高
8月は強風の為海神中で行ったが参加者少く、わずか2名がOB近藤に叩いてもらう様なことさえしばしばあり最も辛い期間であった。
○9月9日 於船高
 三菱化工 3 (21-14,21-11,21-16) 0 船高
○9月17日 於国府台
 国府台高 2 (21-19,21-6) 0 船高

◎9月23日 国体予選 於千師
 船高 2 (14-21,21-12,21-16) 1 千葉高
◎9月24日 同第2日
 佐倉高 2 (21-16,21-11) 0 船高  S 8、-S 11、入率0.36
2日目はよくまとまり久しぶりに熱のある戦いぶりを示した スコアは第1日のみ

 

7.FR
川島

9.FC
西村

4.FL
柴山

3.HR
峰川

2.HC
玉澤

6.HL
小笠原

8.BR
佐藤

5.BC
宮原

1.BL
小倉

1

5

8

1

0

0

0

0

0

S

0

2

0

0

3

1

1

1

0

失1

4

5

5

3

4

0

0

1

1

失2

3

2

4

3

5

1

2

1

1

○10月7日 於船高
 順天堂大 2 (21-15,15-21,21-16) 1 船高

◎10月16日 ブロック選手権 於松戸
 国府台高 2 (21-19,22-20) 0 船高
 11月19日 県高校選手権大会あるも先日のブロックで2位迄が出場權を有するので不出場。
○11月27日 第2回県綜合 於千師
 山武農 2 (22-20,21-11) 0 船高  S 8, -S 4、入率0.4
1セット前半11ー3とし乍ら敗れる。
 (7.FR川島、9.FC西村、4.FL柴山、3.HR峰川、2.HC玉澤、6.HL金子
  8.BR長島、1.BC宮原、5.BL小笠原 )
   -------- ◇ ----------- ◇ ------------ ◇ ------
尚、此の年新たに共学制の実施により女子部員として十数名を迎えたがチーム編成に到らず、夏休迄に退部者續出で翌年度迄熱心に續けて新入生を元氣に迎えてくれたのは小田、佐々木、新発田の3名であった。
宮 原


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○   ○   ○   ○   ○   ○   ○   ○

「新 プ レ ー の 導 入」
 ◯[昭和25年高校男子]

 2人の重量Bを送り出した後を敏捷なタイプの3人で補充し、初の合宿を行ったりして前年度の沈滞した氣分を一掃すべく早くから準備して迎えた年であったが前半はボールがスムースに動かず、良さを示すこともなく過し、7月よりぐんぐんと進歩しながらも結局土壇場に行くとFCの若さ、主力の病身、Re陣のチャンスボールに対する弱さと云ったものが災いして遂に何のタイトルも握ることなく、SReの新型、H兩サイドのSt参加、平行To,FL,HLのダブルスイング、時間差T等のプレーをとり入れただけで23年度と共に或は其以上に練習したと思われる年を終えねばならなかった。
尚、此の年はクラブと合併して居たせいもあるが試合過多の氣味で最高出場試合数は44試合104セットが2人、續いて44試合103セット、40試合93セットとなって居る。
○3月25日 於船高
 船高 2 (21-18,21-17) 0 市川工
 船高 2 (21-13,21-14) 0 市川高
  強風の為オープン不能
 前衛(7.R山賀、3.C西村、8.L柴山) 中衛(2.R金子、4.C玉澤 9.L永盛)  後衛(6.R長島、1.C宮原、5.L小笠原)
○3月28日 於兩国高
 兩国高 3 (21-10,13-21,21-17,21-15) 1 船高
  FのM多くStも悪かった、3セット9ー2から14ー9、14ー15に なっての タイムは遅かった、S 12、-S 14、入率0.44 金子打14入9 S 8
○4月9日 於船高
 船高ク 3 (21-5,23-21,21-9) 0 船高
○4月10日 於船高
 船高 2 (21-15,21-18) 0 関東高  船高 2 (21-13,22-20) 0 関東高
  2試合で小笠原 打21入14 S 9
○4月22日 五校リーグ長生缺場 於佐倉高
 成東高 2 (21-17,21-15) 0 船高  S 6、-S 8
 船高 2 (21-7,21-16) 0 千葉商  S 4、-S 2
 佐倉高 2(21-17、21-5)0 船高  S 3、-S 10
 1セット17ー15より1点もとれず2セットAM5を数え完敗 西村負傷の為 対千商よりFC永盛HR西村HL金子とす、入率0.33 柴山T32 小笠原B 5
 24日よりFC永盛HL西村として練習すすむ
 4月24日教育大HL木村氏が体育講師として着任(月)(火)にコーチして下さる
その第1日、翌晩国体での再会を約して福地先生を送る
○5月13日 於船高
 船高 2(21-12、12-21、21-13)1 東葛高
 船高 2(21-11、21-11)0 東葛高
 St悪し、東葛のStは大変よく揃う、S 17、-S 9 此の頃よりS Re落ちて来る
又永盛不安定のせいもあるがAtが不振
5月に入ると県民大会にOBと共にプレーしたことが好影響を及ぼしてFL柴山が急速に進歩し始めた、 四角Paなる練習法を知る 効果極めて大。
○5月27日 五校リーグ佐倉成東欠場 於千葉商
 船高 2(21-14、21-18)0 千商
 長生 2(21-11、12-21、21-15)1 船高
 小笠原欠場宮原負傷にパス悪し、S 8、-S 7、入率0.40 柴山オンリー
 前衛(9.R山賀、6.C永盛、4.L柴山)中衛(2.R金子、3.C玉沢、5.L西村)
 後衛(8.R長島、1.C宮原、7.L花沢)
6月初、雨で數日休、8日迄にS Re上らず、S Reは山賀Hの中に下りて2 4 3 とす

◎6月10日 第3回関東大会 於横浜平沼高
 翠嵐高(横二高) 2(21-12、21-16)0 船高
 前年国体二位の二高に捨身でぶつかったのが良く非力乍らファイト、まとまりの点では申分なかったが相変らず永盛StとべずHLに上から叩かれHCのトリックプレーからF足許にTされ柴山T6金子K7を返したのみ、Bは健闘しM少し S 5、-S 3 入率0.34
次週は雨、教室工事でコート取払いの為練習出来ず

◎6月17日 全日本高校予選 於千葉一高
 船高 2(21-15、21-15)0 成東高  S 11、-S 1,
 長生高 2(21-19、21-11)0 船高  S 5、-S 6、
 対長生19ー13から19ー20とされ金子KMに終る 2セットMに2ー9、7ー19と挽回ならず、入率計0.47 西村K決まらずもっぱらT 柴山toM多し

 

8.FR
山賀

4.FC
永盛

6.FL
柴山

2.HR
金子

3.HC
玉澤

7.HL
西村

9.BR
長島

1.BC
宮原

5.BL
小笠原

3

0

21

11

0

7

0

0

0

S

0

1

2

1

2

2

3

3

2

失1

5

4

9

8

2

5

2

1

2

失2

1

1

2

6

4

5

3

4

3

7月に入って西村K決り出しSReも上りつつある それにひきかえFは不調気味Stは特別の練習せぬ為向上せず
○7月15日 於国府台高
 船高 2(21-13、16-21、21-16)1 千葉一
 船高 2(18-21、21-16、21-11)1 国府台高(春優勝)
 玉沢欠場にHC金子HR花沢。HCが極く低いToでFLの直後で打った為StよくふれてHL28HC15得点、BのM少く宮原のカバーめだつ永盛初めてTを適宜混える、好試合、S 19、-S 11、入率0.37
○7月21日 於千葉一高
 船高 2(23-21、21-18)0 千葉一
 船高 2(21-8、21-19)0 木更津
7月末より山賀のTよくなり始め合宿が近づくにつれてAt陣5名益々好調。雨天の日に#を幅70cm位に作りかえる。
合宿に際してOB近藤の指導によりHR西村HL金子と変る St練習効果大、
SReを変型3 4 2とする 8月8日解散
21日練習開始 S重點、ロングパスはやっと11m程度
○8月26日 於隅田川高
 船高 3(21-9、21-11、22-20)0 隅田川高
 3セット19ー12、20ー15から又々対長生の二の舞を演じかける。HL16FL8、FRも5を挙ぐAM少し HCよりHLへのTo大体うまく行く、 S 6、-S 3、入率0.37、永盛のToが安定した為HLがFLのすぐ後で叩くのも可能になり威力を加う。
○8月29日 船高
 船高 2(21-10、21-14)0 市川工
 船高 2(19-21、21-18、21-11)1 千葉高
 小雨でボール重くPaM多し、S16、-S 3 千葉HL山田T11 入率0.41 Hサイド2人共相手オープンのStに出ることにする、F経験者だけにスムースに出来る
○9月2日 五校リーグ佐倉成東缺場 於船高
 船高 2(21-10、21-15)0 長生高
 船高 2(21-7、21-10)0 千葉商  計S 12、-S 5、入率0.36
 対長生2セット13ー7より13ー15にさるも永盛Sよく押し切る
このところS 0.5近く入る、S Re上がり毎回SはSよりずっと少ない、9月入ってFは小さく入って来たボールの処理
11日より試験、午前1時間位練習
○9月17日 於国府台高
 船高 2(17-21、21-12、22-20)1 国府台
 船高 2(21-14、6-21、21-11)1 国府台
 S 20、-S 14、入率0.35、国府台HC植村打33入22,S 10
9月19日より22日迄合宿柴山不運にも右足首捻挫

◎9月23日 国体予選 於四街道
 船高 2(18-21、21-14、21-14)1 安房農
 疲労の為かファイトなし、3セット10ー11にて不調で6番に下がって居た金子のS 3ありF 3人のT 1點ずつで17ー11と離す、柴山よくT 10を挙ぐ、 S 12、-S 5、入率0.37
 船高 2(21-7、21-11)0 東金商  前試合に反省奮起 S 7、-S 0、入率0.5
 船高 2(23-21、21-18)0 千葉一
 1セット1ー8から玉澤S 3等で10ー11、16ー14、20ー18よりFL Tで逃げる
2セット9ー3より終始リード、最後迄熱戦、よくやった。永盛やや上がり氣味でRへTo 4本のみ、西村、山賀、永盛でよく千HLをとめて居た、千FLにはFR,FCがとんでBLをHC,HL間に出し3 4 2とした処小笠原の好ReにインナーのTは2に抑えることが出来た。S 7、-S 2、入率0.5強
 準決勝
 木更津 2(21-16、13-21、21-15)1 船高
 佐倉に勝てると安心して目前の敵を忘れ捨身の木高に1セットを与え自信をもたせてしまった。木FCの予想外のAtにF陣が慌てたこともあったがそれにしてもFCの足長T、FLのStに当ったTが上げられなかったReも責められる、柴山は足の故障が利き始め精彩を缺く。3セットは10ー6よりS 2,AM2あり10ー13、其よりT 4,K 2を決められる 兩チームの得29ー27、S 8ー7、M1.2.4は23ー13、M3 26ー28、SS 1ー1は参考となろう、入率船0.5弱、 木0.54、HL 15、FL 7、FR 6、木FL篠田12、FC河島10

 

8.FR
山賀

3.FC
永盛

5.FL
柴山

9.HR
西村

4.HC
玉澤

6.HL
金子

7.BR
長島

同左
小暮

1.BC
宮原

2.BL
小笠原

12

7

35

4

0

43

0

0

0

0

S

0

4

6

4

6

6

0

1

4

3

失1

8

7

17

7

6

13

0

1

2

6

失2

2

8

7

12

10

11

6

7

16

11

10月初旬旅行等あり練習少なし 永盛ー山賀の平行To着手

◎10月22日 県綜合ブロック予選 於松戸高
 船高 2(21-7、21-9)0 国府台(新人)
 船高 2(21-15、21-5)0 野田高
 S 22、-S 6、S順元に戻る 入率0.49
○11月3日 市民大会 於船高
 船高 2(21-15、21-3)0 日本建鐵
 第二精工舎 2(14-21、21-16、21-15)1 船高

◎11月5日 第三回県綜合 於四街道
木村氏初めて来られる
 船高 棄権 日本建鐵
 船高 2(21-17、23-21)0 日立茂原
 金子AM多く苦戦、此の大会ではR側主力にと云い乍ら早くも第一試合よりF偏重   S 3、-S 1、入率0.35
 船高 2(21-10、21-9)0 安房農
 木村氏にうんと鍛えられて調子出る。RへもTo廻る、西村4、S 9、-S 1、入率0.38
 準決勝
 安房ク 2(21-14、21-16)0 船高
 完敗、安FL1本もとめ得ず21得點を与う、初めHL,HC間をつかれ、後HC,HRがF的TをFR,FCがF的レバンドを盛んに喰った、受身にばかり廻っている試合で金子のKが各セット1點であるのを見てもいかにToが廻らなかったかが分る、3セット4ー12から11ー12、15ー15と追い乍らその後T 4を取られ山賀が1點返すも及ばなかった、S 3、-S 2、入率0.34 此の大会では山賀の時間差が良く決り快適であったが国予綜合共HLがFLの直後でする早Kの決定打を用いなかったのは残念 
 この後三年生は1日1人ずつ交代で練習にでることとする

 

8.FR
山賀

3.FC
永盛

6.FL
柴山

9.HR
西村

4.HC
玉澤

2.HL
金子

7.BR
小暮

1.BC
宮原

2.BL
小笠原

6

5

17

6

0

21

0

0

0

S

2

4

0

1

3

1

1

2

1

失1

8

5

12

5

6

14

1

2

3

失2

3

2

0

2

8

6

6

8

4


◎11月23日 新人戦 於国府台高
 (1)船高 2(19-21、21-13、21-11)1 国府台
 (2)船高 2(21-17、21-13)0 市川高
 (3)船高 2(21-6、21-11)0 市川工
 1セット、トップ大島をS 6を含み16ー1迄キープす
 千葉一 2(21-18、21-12)0 船高
 1セット18ー14より、2セット12ー12より敗る、第一試合を除く3試合で S 25、-S 12、入率0.39、山賀25 永盛10得點
 前衛(5.R山賀、3.C永盛、6.L.内田)中衛(2.R織戸、9.C宇佐見、7.L  豊田(花澤))後衛(8.R長島(川上)、1.C大島、4.L中尾(渡邊))
以降は基礎練習、マラソンをくり返すのみ、
 12月22日
 新メンバー 3(21-12、14-21、21-18、14-21、21-16)2 三年生
金 子
 

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○   ○   ○   ○   ○   ○   ○   ○   ○

「前 衛 攻 撃 の み で」

 ◯[昭和26年度男子]

○4月8日 於船高
 OB 2(21-18、15-21、21-12)1 現役
 OB 2(21-15、21-17)0 現役

◎4月15日 関東社会人大会 於津田沼一中
 船高 2(21-12、21-11)0 旭農高
 藤嶺ク(藤沢高) 2(21-14、21-10)0 船高
 この試合には初出場の者が多数居たが対旭農戦に於ては相手凡Mによる先取点に気分的な餘裕を得、藤嶺戦にも全員に気魄が漲って居た。とにかく新メンバー構成後初試合でありポジションは別としてS順等は疑問の点が多かったが結果的には1-6番が得点しているので一応成功だったといえよう又藤嶺が平行To攻撃を使って居り当時は目新しく感ぜられた。S ReはFRがHの間に下っている。
 前衛(5.R山賀、3.C永盛、7.L金子)中衛(4.R織戸、9.C宇佐見、6.L豊田、(花沢))
 後衛(1.R長島、2.C小暮、8.L中尾)
○4月21日 於国府台高
 船高 2(21-15、21-6)0 国府台高
 船高 2(16-21、21-13、23-21)1 国府台高
 第2試合3セッと17ー21からよくAt得点により挽回したことは特筆される
○5月3日
 船ク 2(21-18、15-21、21-8)1 船高
○5月5日 於東葛高
 船高 2(21-6、21-11)0 東葛高
 1セッと3ー3から20ー3とリードし此の間永盛一人でS 15を挙げている  S 18、-S 1
 船高 2(16-21、21-11、21-10)1 東葛OB
 3セッとを通じてAM2は好成績。又T攻撃による得点の半数以上がRe側に於てノータッチであったことはF陣の好調を示している S 8、-S 6

◎5月26日 全日本高校豫選 於四街道
 船高 2(21-11、21-5)0 銚子高
 出足悪く、追撃に移ってからはF左右からの攻撃で圧えた。2セッとはシングルTによるセンター攻撃を主としたことは結果的によく、左右をマークした相手側を欺瞞することが出来銚子は凡M多く自滅した S 5、-S 1
 船高 2(21-16、21-7)0 成東高
 風強く成東のSは風下より打つ時一度アップしてから沈む為、苦戦した。然し2セッとは逆にSにより着々と得点し双方合せて15であった。結局At力の差がスコアに現れた S 10、-S 5
     船高 2(21-9、21-18)0 茂原農
 1セッとS 10を挙げ楽勝したが2セッとになって気分的な弛みが得点に現れて居る。相手方得点18中10が純然たるこちらの失点である。小暮のS 良く逃げ切る S 13、-S 5
 船高 2(21-14、21-18)0 千葉商
 得点42中At得点33は好試合なることを示す S 4、-S 5
 [決 勝]
 安房一高 2 (21-12、21-18)0 船高
 記録上からのみ判断することは危険であるが敗因を追求するに参考として挙げるならばAt得点26ー18、失点24ー4となる。 S 7、-S 6

 

5.FR
山賀

3.FC
永盛

7.FL
金子

4.HR
織戸

8.HC
宇佐見

6.HL
伊藤

1.BR
長島

同左
花沢

2.BC
小暮

9.BL
中尾

42

42

16

3

0

0

0

0

0

0

S

6

9

1

3

3

4

0

2

7

4

失1

23

11

8

5

11

10

7

1

6

6

失2

2

11

3

7

3

5

1

3

10

7

○6月9日
 船高 2(21-13、21-17)0 千葉商 
 船高 2(21-15、21-14)0 千葉商
 千商HR堀江のK,遂に止め得ず

◎6月17日 全日本綜合豫選 於四街道
 箭球会 2(19-21、21-11、21-11)1 船高
 一般、実業団、高校の各二位迄で行われた。前日の雨でコート軟弱M多く凡試合、独り永盛のコントロールされたSが目立った。 S 9、-S 9

◎6月23日 關東大会 於郁文館高
 船高 2(21-10、22-20)0 都立一商
 1セッと順調に得点したが2セッとSS 3を含む7失点で苦戦、延長後連続M に逃げ切る。TよりK多く異例である。 S 6、-S 3
 船高 2(21-12、21-11)0 両国高
 両国高At力貧弱、無策にて勝つ  S 5、-S 1
◎6月24日 關東大会前日の続き
 春日部高 2(11-21、21-16、21-8)1 船高     S 7、-S 6
 1セッと春日部主力FLマークに成功シャットアウトしたが2セット以後HRの威嚇攻撃によるSt陣の乱れをFLに衝かれた。策戦の失敗を痛感させられた一戦であった。

 

5.FR
山賀

3.FC
永盛

7.FL
金子

4.HR
織戸

8.HC
花沢

6.HL
伊藤

1.BR
長島

2.BC
小暮

9.BL
中尾

9.BL
宇佐見

15

26

13

4

0

5

0

0

0

0

S

3

4

7

0

0

1

0

0

0

3

失1

15

8

3

15

6

4

5

5

1

0

失2

3

0

0

4

4

6

10

5

3

2

○7月8日 於千商
 船高 2(21-16、21-8)0 成東高
 船高 2(21-18、21-15)0 千葉商
○8月3日 於日本建鐵
 船高 2(20-22、21-11、21-7)1 日本建鉄
 船高 2(21-17、21-10)0 三菱化工
 夏期合宿の成果を見るに好都合な試合であったがメンバー不足からチーム力の向上はなかった 依然としてAMが多い 此の試合でHC花沢鎖骨骨折の為に当分運動禁止、HC小暮BC長島に代わる
 8月20日 練習開始
○8月30日 於千商
 船高 2(21-12、16-21、21-16)1 千葉商
 船高 2(21-17、21-19)0 千葉商
 2試合目2セッと15ー19よりよく挽回す

◎9月16日 国體豫選 於四街道
 船高 2(21-14、19-21、21-16)1 関東高
 快心の試合であった、3セッと後半迄優劣が分らなかったことも一因であろうが凡Mの少なかったことがより以上の原因である Atをフルに使い、又各人が好調であって実力以上に活躍した 金子の攻撃範囲がよく拡がって居た  S 7、-S 4、
 船高 2(21-9、17-21、21-9)1 長狭高
 S入率0.56 S 14はAtに餘裕を持たせた -S 4
 船高 2(21-12、21-13)0 佐倉高
 三連覇を目指す佐倉との対戦は佐倉優勢と豫想されて居たが楽勝、好試合に属す、記録上の得失点関係は春の対安房戦の逆である  S 4、-S 3
 準決勝
 安房一高 2(20-22、21-11、21-17)1 船高
 1セット追撃して獲得、2セッと8ー8にて審判員のタイムアウトに関する処置の誤りに依て安房に加点されデリケートな試合のバランスが乱されて直接間接に敗因が作られた。3セッとに入ってからはシーソーゲームとなったが4ー8からの4点差が縮められず惜敗した。 S 4、-S 3

 

5.FR
山賀

2.FC
永盛

4.FL
金子

6.HR
織戸

3.HC
小暮

9.HL
伊藤

8.BR
宇佐見

1.BC
長島

7.BL
中尾

35

26

35

6

0

7

0

0

0

S

3

4

7

1

2

1

4

3

4

失1

13

13

17

11

6

6

3

6

2

失2

3

1

8

8

4

4

8

5

10

11月の綜合選手権は予選が運動会と重なった為に出場できず残念乍らOBを応援するに止った。
○11月3日 市民大会 於船高
 船高 2ー0 建鉄
 決勝
 精工舎 2(10-21、21-17、21-18)1 船高
○11月23日 於宮中
 船高 2(21-12、21-14)0 国府台高

◎11月24日 新人戦 於千商
 船高 2(21-8、21-11)0 千葉商
 船高 2(21-11、21-15)0 千葉商
全員の個人Reを始めとし、基礎的個人技の練習を繰り返す。
○12月7日
 3年 1(19-21、21-17、14-18)1 新メンバー 日没ドロンゲーム
12月中旬より翌年1月一杯かかって男女二面の立派なコートが完成する。
山 賀 


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○   ○   ○   ○   ○   ○   ○   ○

「全 国 大 会 へ」

 ◯[昭和27年度男子]

 6人の選手を送り出し攻守共非常な弱体化かと考えられたがRe面に石黒を迎え、At面では量より質の考えで永盛、金子のコンビを絶対的なものとしSにより此を補う方針で進み、久方ぶりに優勝旗、杯を獲得した。然し、夏休中の練習に不参加者が多く、その当然の帰結としてではあったが国体予選には又も苦杯を喫せねばならなかった。そして高校の参加を認めぬという不可解な綜合選手権大会要項の為に県綜合には出場出来なかった。
高校上位4チームの活気あるプレーとワンマン戦法に対する一般上位2チームの堅実なプレーとオールラウンドという面白い取合せは従来県下では此程異った型のチームが同時に存在したことがなかっただけに是非実現させたかったと惜しまれてならない。
○3月30日
 船高ク 2(21-15、12-21、21-11)1 船高
 船高ク 2(21-18、21-13)0 船高
○4月6日 於千商
 船高 2(11-8、21-16)0 千葉商
 船高 2(21-6、21-11、21-9)0 千葉商
 船高 2(21-9、23-21)0 千葉商
 前衛(9.R内藤、3.C永盛、2.L金子明)中衛(6.R湯浅、1.C花沢、4.L加藤)  後衛(7.R金子武、5.C宇佐見、8.L中村(小笠原))
 永盛S 13、 S 32、-S 8 入率0.44、初の対外試合として、まあまあ。
○4月22日 於建鉄
 船高 2(21-10、15-21、21-13)1 建鉄   石黒初出場 S 14,-S 1
○4月29日 於千一高
 船高 2(21-16、21-23、21-11)1 千葉一高   S 11、-S 7
○5月1日 於船高
 船高 2(21-18、21-7)0 国府台高
○5月5日 於東葛高
 船高 2(21-13、11-21、21-15)1 市川高
 船高 2(21-12、21-7)0 東葛高
 国府台高 2(26-24、24-22)0 船高
 Re全然悪く、F陣も#関係の失点が多い。入率0.3 S 0、-S 6

 

9.FR
内藤

4.2FC
永盛

2.4FL
金子

8.HR
中村

1.HC
花沢

3.HL
加藤

7.BR
小笠原

5.BC
宇佐見

6.BL
吉岡

8

26

41

0

0

2

0

0

0

S

0

6

6

0

2

0

1

4

1

失1

10

13

11

6

3

2

2

1

0

失2

0

1

0

10

4

5

6

5

2

○5月11日 於都三商
 三商 2(9-21、21-12、22-20)1 船高
 S よくリードを続けるも2セット11ー11よりS 7をあげらる。S 12、-S 18 三商FR 12、金子16、14ー11よりS 3をまじえて14ー16とさる
 三商 2(21-18、21-12)0 船高
 2セッとFRを止め得ず敗る。 S 6、-S 9、三商FR9、金子7永盛6、 S入率計0.5
○5月18日
 船高 2(21-15、17-21、21-14)1 船ク

◎6月1日 全日本高校予選兼関東高校予選 於四街道
 船高 2(21-14、21-12)0 佐倉一高
 宇佐見数日来の負傷の為BRになる Tよく1セット初よりリード、2セットもTよくSも加わり楽勝、 S 8、-S 3、入率0.48
 船高 2(21-5、21-5)0 佐原一高
 宇佐見は休む、1セット永盛S 7を挙ぐ 2セットS等に3ー12となるも以後 Reもち直し、よくTに廻して抑える。S 11、-S 4、入率0.55
 船高 2(21-15、22-20)0 千葉一高
 シーソーゲームなるも15ー15よりSとTに逃げこむ。2セット10ー14迄リードされて居たがここでRe奮闘17ー14とする。20ー17よりF陣Mにジュースとなったが湯浅Sに止めをさす。 S 6、-S 4、入率0.45
 船高 2(21-5、21-7)0 木更津一高
 楽勝 金子S 6、S 10、S 0、入率0.53
 [決勝]
 船高 2(18-21、21-19、21-11)1 安房一高
 1セットやや上り気味でAM、#多く18ー16より取らる。2セットに入っても2ー8とリードされたがAtで14ー12とする。以後辛くも逃げ切る。このセット安房HLのKよく決ったが金子、永盛のTが若干上回った。3セット安房M多く、船高は金子一本槍として、いろいろのTを織りまぜて圧勝す。
安房HLの最大限のオープンからtoを離して叩くKは遂に殆どSt出来ずR側へ抜かれて居た。安房HL18、金子17永盛13、S 6、-S 4、入率0.54
 本大会に於てはSが威力を発揮し、且つRe良く充分にAtの2人を活かし得た 尚、S ReはFCをHL、HC間に下げ3 4 2とした。

 

6.FR
内藤

4.FC
永盛

2.FL
金子

9.HR
湯浅

1.HC
花沢

5.HL
加藤

8.BR
宇佐見

同左
中村

3.BC
石黒

7.BL
吉岡

5

47

58

0

0

2

0

0

0

0

S

0

13

10

4

5

3

1

1

4

0

失1

13

19

11

4

6

4

0

0

3

3

失2

2

3

1

14

20

10

8

0

13

10


◎6月14日 第5回関東高校選手権 於四街道
 横須賀高 2(21-14、17-21、11-21)1 船高
 1セットFLの速攻に見出され4ー10とはなされて終る。 2セットHL Kで攻められたが金子永盛のSで15ー7とリードAMに迫られ乍らも逃げこむ。3セットに入りB陣悪く、AMも加わって10ー18となり終る。
S 7、-S 0、入率0.4、St悪しM4の記入漏れ多し、

 

6.FR
内藤

4.FC
永盛

2.FL
金子

9.HR
湯浅

1.HC
花沢

5.HL
加藤

3.BR
石黒

8.BC
宇佐見

7.BL
吉岡

0

11

10

0

0

0

0

0

0

S

0

5

2

0

0

0

0

0

0

失1

4

4

4

5

5

3

2

1

2

失2

1

0

0

4

4

3

0

1

2

下旬より、S Reで永盛をHLにおきKする練習にかかる、内藤のtoさえよければ成功しそう。

◎7月5日 関東綜合男子 於中野高
 船高  不戦勝  日体大
◎7月6日 同上
 専売公社 2(21-15、21-12)0 船高
○7月12日 於東大
 東大B 2(21-13、21-19)0 船高
 永盛捻挫の為さえず
5日間の合宿と1週間の練習を終えて藤沢に向う。旅館は江ノ島前、7月31日抽籤に花沢OB金子が出る。3時より5時半迄湘南高体育館を借りて練習、調子が出すぎる。
◎8月1日 第5回全日本高校選手権 於藤沢市営コート
 船高 2(20-22、21-9、21-9)1 三条高(新潟)
 上り気味でM多く3ー10、8ー14となる 後半T決り出し20ー19とするも敗れる。 2セット三条Fに焦りが見られチャンスボール多く着実に得点する。3セット花沢のS 5に11ー0とし以後Sよく楽勝す。然しFL,FRのT殆ど防ぐことができなかった。S 16、-S 0、入率0.45

 

8.FR
内藤

4.FC
永盛

2.FL
金子

9.HR
湯浅

1.HC
花沢

5.HL
加藤

3.BR
石黒

6.BC
宇佐見

7.BL
吉岡

2

13

13

0

0

0

0

0

0

S

0

5

0

0

6

3

0

2

0

失1

4

4

5

0

1

0

1

1

0

失2

2

2

1

3

4

3

3

2

1

 大館鳳鳴高(秋田) 2(21-8、21-13)0 船高
 立上り金子AM3が続きこの為に動揺して金子Tに豪快さが見られずHを盛んにとられる。一方秋田FLの変化あるTにStつき得ずあっさりと敗る。2セットに入っても金子H続き、内藤のto決らぬ為永盛をHLに下げるのを中止したが遅く、Paも短く、唯花沢のファイトが目立ったのみで終った。S 1、-S 1、入率0.28 

 

8.FR
内藤

4.FC
永盛

2.FL
金子

9.HR
中村

同左
湯浅

1.HC
花沢

5.HL
加藤

3.BR
石黒

6.BC
宇佐見

7.BL
吉岡

1

5

4

0

0

0

0

0

0

0

S

0

0

0

0

0

1

0

0

0

0

失1

4

3

9

0

1

1

0

0

0

0

失2

2

1

0

2

2

6

4

2

1

0

参加者は他に金子武、小笠原、監督田中先生 OBからは宮原、金子 応援山賀、長島
 尚、永盛、花沢は東軍の第1次候補35名中に選ばれた。2日目観戦して夕刻帰宅す。
夏休の練習は8月11日より23日迄行なったがレギュラー5〜7人と小笠原のみという淋しさでReの強化など望むべくもなく只管にTと永盛のKをくり返すのみ
 船高 2(19-21、21-13、21-11)1 国府台高  OB金子、宮原を入れて対戦

  ◎8月25日 国体予選 於四街道 参加数28
 船高 2(21-9,21-9)0 市川高
 懸念されたReの弱点も現われず楽勝 S 10、-S 1、入率0.5
 船高 2(21-11、21-9)0 匝瑳高
 楽勝す  S 10、-S 1、入率0.4
 [準決勝]
 千葉一高 2(22-20、21-17)0 船高
 1セット好調裡に16ー10とするもF陣M 4あり17ー16、タイム後に18ー17で千葉ベンチに着席者多くテクニカルファウルあり20-19、ここで中村、加藤とJMの連続の後、内藤が#にかけたボールを自分で取らずに落とした為終る。2セットやや焦り気味で永盛のKに威力なく一方千葉はFLから徹底的に船高FR,HRの弱点をつき10ー10から13ー18となる。最後はHR~BRのSで終った。 S 4、-S 5、入率0.45
 [三位決定戦]
 船高 2(21-6、21-14)0 千葉商
 両チーム共気の抜けた顔で対戦、特に千商は準決勝のすばらしさとは見違えるばかりの沈み方であっけなく終ってしまった。S 11, -S 0、入率0.5

 

9.FR
内藤

4.FC
永盛

2.FL
金子

8.HR
中村

同左
湯浅

1.HC
花沢

5.HL
加藤

3.BR
石黒

6.BC
宇佐見

7.BL
吉岡

4

43

32

0

0

0

1

0

0

0

S

4

8

6

0

0

1

9

1

3

3

失1

15

11

8

0

1

1

1

0

0

0

失2

5

4

2

6

1

7

7

8

10

3

他チームの春以来の急速な進歩に比して船高は変わり映えがせぬ様に思われた、千商HR、安房HLの綺麗なフォームからするKは真に快適であった。金子のTも殆ど得点して居りStを楽に抜いて居たが此も目立ったプレーの一つであろう。
 9月からは翌年を目指しての練習を始める、昨年度と違って人数少く、前途は多難である。

◎10月25日 新人戦 於国府台
 船高 2(21-7、21-14)0 国府台高
 前衛(R内藤、C中村、L金子) 中衛(R湯浅、C加藤、L坂井)  後衛(R小笠原、C金子武、L丹羽)
○11月8日
 3年 3(21-12、21-11、18-21、21-11)1 新メンバー
加 藤


(目次へ)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
[唯 2 試 合]

 ◯[昭和25年女子]

新部員15名を迎え一躍2チームの人数を擁するに到ったが、次第に淘汰されて夏迄には9名になってしまった。その中には中学でやって居た者も若干居たがそのままでは使いものにならず一応チームとして編成はしてみたものの基礎からやらねばならなかった。幸、男子部員がBでもAtが出来たので交代で練習を見ることとし、単調な個人技をくり返した、此の単調さにたえきれず退部する者もあり一時は6名にまでなったが年末に経験者2名を加え12名で翌年度に進んだ。
○7月22日 於海神中
 船高 1(21-16、21-18)0 葛飾中
 海神中 2(21-15、12-21、21-13)1 船高
 メンバー前衛(5.池田、9.石田、3.堀口)
     中衛(6.北村、4.小田、2.岡井)
     後衛(7.石川、1.笠原、8.佐々木)
 24年度については高校男子の部の末尾に併記。
金 子


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
[初 出 場 に 4 位]

 ◯[昭和26年度高校女子]

○4月19日 於国府台
 国府台高 1(22-20、12-15)0  降雨ドロンゲーム
○4月28日 於国府台
 船高 2(22-20、21-16)0 国府台高
 新入生の部員を迎えての初試合であったので気分的にもまとまって居ずポジションにも疑問の点が多かった。 S 11、-S 6、入率0.49
○5月3日 於日本毛織
 日毛 2(21-10、21-18)0 船高、 S 5、-S 6、入率0.28、FC伊藤欠場
○5月6日 於船高
 船高 2(21-18、8-21、21-16)1 日毛, S 5、-S 9、入率0.37

◎5月12日 第4回県民大会 於四街道
 船高 2(21-13、21-16)0 安房二高、 S 7、-S 2、入率0.45
 船高 2(22-20、14-21、21-19)1 野田高、 S 8、-S 7、入率0.6  [準決勝]
 木更津二高 2(17-21、21-18、21-10)1 船高、 S 3、-S 6、入率0.46
 3セット初F線とHCにMが続いて5ー10、其以後もやや焦り気味でM多くFLを止め得ずT 1を得たのみで敗れた。
 [三位決定戦]
 南総高ク 2(21-17、21-13)0 船高、 S 2、-S 6、入率0.48  非常に元気良く対戦、初めの内はついて居たが16ー16から引きはなされる、2セットFL Tに1ー8とされ以後健闘したが及ばなかった。
 初めての公式試合としては好成績であった、全員よくまとまって居たしSもよく入り実力を余す所なく出し切って気持ちがよかった。

 

8.FR
池田

3.FC
伊藤

5.FL
飯島

7.HR
中台

6.HC
成生

4.HL
浅井

2.BR
矢吹

1.BC
笠原

9.BL
中村

21

24

24

0

0

4

0

0

0

S

2

1

1

1

2

4

4

2

3

失1

19

23

21

10

17

10

2

0

0

失2

4

3

4

13

8

4

4

5

5


◎5月19日 県高校 於四街道
 船高 2(21-17、21-19)0 成田高
 南総高 2(21-14、12-21、21-7)1 船高
  1セット南総FLのSに1ー18にされる。
○7月21日 於明徳高
 船高 2(21-18、18-21、21-14)1 千葉三高, S 13、-S 4、入率0.6
   豊田S 6を挙げる 3セット12ー12迄はシーソーゲームであったが後千三FにM多く忽ち離れる
 船高 2(16-21、21-15、21-7)1 千葉一高、 S 6、-S 2、入率0.50
 矢吹S 4を挙げる 出足悪く特にFのMに8ー15となり16ー17迄追ったが再びFにMが続いて1セット失った。
 明徳高 2(6-21、21-19、21-13)1 船高、 S 15、-S 4、入率0.59
 浅井S 5挙げる 2セット0ー6、11ー7、15ー9、15ー15と大量ずつ交互に得点してタイであったが後半FL Tを止められず失う。3セットは9ー11からAM 4を混えて9ー19となった。
 時間の都合で千葉二高と対戦出来ず残念だった。
 メンバー前衛(6.中台、3.伊藤(石田)、8.岩佐)
     中衛(7.石毛(杉山)、2.矢吹、4.浅井)
     後衛(5.豊田、1.笠原、9.中村)
○8月1日 於日本毛織  日毛 2ー1 船高
○8月23日 於船高  船高 2ー0 千葉一高  船高 2ー1 千葉三高
○9月18日 於船高  船高 2ー0 昭和女商

◎9月22日 国体予選 於四街道
 船高 2(22-20、21-17)0 千葉一高
  S 2、-S 2、入率0.46  FC M多く苦戦したが19ー20よりSt Kにより勝つ、2セット20ー10より迫られたことは責められる。
 安房二高 2(22-20、21-9)0 船高  S 3、-S 7、入率0.47
 9ー5、12ー10、17ー16と若干の差を保ち乍ら20ー19よりFL Tに奪わる  2セットAMもあり2ー9,FL Tに加点され敗る

 

6.FR
中台

3.FC
伊藤

8.FL
中村ゆ

7.HR
石毛

2.HC
矢吹

4.HL
浅井

5.BR
豊田

1.BC
笠原

9.BL
中村よ

4

16

11

0

0

10

0

0

0

S

0

1

0

0

0

2

1

1

0

失1

7

15

2

2

4

2

0

2

3

失2

7

1

1

3

4

7

5

2

5


◎10月6日 関東綜合 於跡見学園
 船高 2(13-21、21-19、21-11)1 千歳丘高
  S 8、-S 3、入率0.52  2セット19ー13から19ー18迄迫られて居る。
 北野高 2(21-11、21-18)0 船高  S 3、-S 4、入率0.57
 全然やる気のないダラダラしたプレーで不愉快だった、1セットなどK 1しか許さなかったのに凡Mばかりで敗れて居る。2セット17ー14からT に18ー18、再びM 3続いて終る。

 

6.FR
中台

3.FC
伊藤

8.FL
中村ゆ

7.HR
石毛

2.HC
矢吹

4.HL
浅井

5.BR
豊田

1.BC
笠原

9.BL
中村よ

4

14

8

0

0

4

0

0

0

S

0

0

0

1

1

1

4

0

4

失1

9

15

4

6

5

8

3

2

5

失2

2

0

1

3

4

8

4

1

2

一年をふり返ってM1とRe陣のM2の多いことが痛感される。
中 村


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[わ ず か 9 試 合]

 ◯[昭和27年度女子]

 BC,FLの退部の他にはメンバーに移動のない上に二三の新人を加えて有望な年として迎えはしたが男子と同じく夏休の練習がうまく行かず、合宿も人数は揃わないし国体予選には惨敗を喫した。
 4月
 船高 2ー0 船橋学園
○5月18日 於船高
 松戸高 2(21-15、21-16)0 船高  S 5、-S 11、入率0.48
 野田高 2(21-16、21-16)0 船高  S 7、-S 4、入率0.56
  選手揃わず未経験者2名を入れた。S弱し

◎5月25日 県高校 於四街道
 船高 2(21-11、21-7)0 昭和女商  S 11、-S 4、入率0.51
 船高 2(21-11、21-17)0 長狭高
  S 16、-S 5、入率0.46  2セット13ー14からS 5を挙げて逃げこむ。
 船高 2(21-16、21-19)0 千葉三高
  S 5、-S 3、入率0.50  2セット15ー7、17ー12と離し乍ら19ー15より よりFL,HL M続き19ー19、以後相手FのM 2で終る
 [春決勝]
 千葉二高 2(19-21、21-13、21-14)1 船高  S 7、-S 8、入率0.53  1セット交互に4点位ずつ取って17ー17、以後Sよく先取 2セット5ー2からFCシングルTとSに攻められ5ー10とされ此がとり返せなかった。3セットはジリジリと離され7ー15、11ー19とそのまま敗れた、プレーの安定度(Mの問題)の差であろうか、FL Tは止め得なかった。3回迄楽勝の割に疲労して居り特に主力浅井は参って居た、試合間の体力回復に注意したい。
 小川、周郷の1年生のSよく、賞される。
此により関東高校への出場権を得たが、本年より試験が3期制となり此に差支える為に関東大会は出場しなかった。

 

6.FR
中台

4.FC
伊藤

7.FL
小川

8.HR
富永

3.HC
矢吹

5.HL
浅井

9.BR
豊田

2.BC
周郷

1.BL
中村

8

22

17

1

0

14

0

0

0

S

3

3

9

3

3

1

1

9

6

失1

10

13

11

2

2

13

3

3

3

失2

2

3

3

7

10

12

10

4

9


◎8月26日 国体予選 於四街道 参加数35
 船高 2(21-8、23-25、21-14)1 長狭高
 佐倉二高 2(21-16、18-21、21-15)1 船高
 3セット伊藤が気分悪く退場したのでFC中台、FR今関、HR内田としたが中台のto低く浅井のKに力が入らぬ上にRのAtがなくなってStがL側に集中した為得点挙らず敗れた。
メンバー 前衛(R,C中台、C伊藤(HR内田)、L加藤)
     中衛(R今関(→FR)、C矢吹、L浅井)
     後衛(R豊田、C北山、L中村)
本年は試合数も少く、6月以後の練習もうまく行かず面白くない年であった。 唯、春の大会の活躍は26年の県民大会以来で本当に気持よくプレーできたし、良くまとまって居た。
中 村


 
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