◯排球人とトレランス(寛容性)ーーーーーーーーーー部長 田中宗男 ◯ベ ン チ か ら ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー加藤 忠太 ◯昭和29年度の抱負 ーーーーーーーーーーーーーーーーー小笠原敦弘 ◯決 算 報 告 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◯合 宿 練 習 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◯活 動 状 況 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◯国体予選決勝に進出(高校男子)ーーーーーーーーーーーーーーーー ◯国体予選に惨敗 (高校女子)ーーーーーーーーーーーーーーーー ◯綜合選手権に2度目の優勝(クラブ)ーーーーーーーーーーーーーー ◯26 の 眼 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー山賀 繁夫 ◯言いたい放題 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー金子 一雄 ◯上位に出たのは ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◯何回試合したか ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◯数 字 は 語 る ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◯校 内 対 抗 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◯コート 移 転 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◯昭和29年度日程 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◯編 集 後 記 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー金子 一雄 「排球人とトレランス(寛容性)」 部 長 田 中 宗 男 1953年度も残るは僅日、この1年間に種々様々、国外国内、社会人学校人とその分野分野に於て大なり小なり賑やかにニュースを蓄積した。殊にスポーツ面では其が具体的に我々をして深く感嘆せしめるものが多かった。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 加 藤 忠 太 部史第2号発行に当り28年度のクラブを策戦面で批判し、29年度を策戦的計画に依って綴る様、注文されたのですが、自分自身でも得心の出来ぬまま、問題の核心に到っては平素の不勉強ぶりを露わしてしまいました点、初めに申上げ御判読をお願いする次第です。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 小笠原敦弘 抱負といえば毎年同じ目標である全日本高校、国体予選に優勝することである。又、もう一つには新1年生を多く入部させ、ここ一、二年心配されて来た様な、3年生が出てしまうとメンバーが揃わなくなるという事が起こらないように、しっかりと明年への地盤を固めておきたいと思って居る。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「昭和28年度高校」 1月15日現在 |
◯収 入 の 部 |
40,990円 |
☆☆☆ |
◯支 出 の 部 |
23,270円 |
◇ボール単価 約1,600円 ◇運動部費総額 305,980円 本年度より公式試合旅費は別途会計となりその都度、生徒会より支給される事となった。 交通費 2,700円 生徒会費より受けとる37,000円はボール費とされて居るがネットは必需品であるので前年度予算の残りに、この内から1,010円を加えて男女2張りを購入した。 その他の備品、消耗品は総て部員負担である。尚、残額が従来になく多額に及んで居るが、此は予算額に有っても生徒会で現金を出してくれない為で此の様な有名無実の予算では思う様にも動けない。 湯 浅 「昭和28年度クラブ」 12月末日現在 |
◯収 入 の 部 |
15,190円 |
☆☆☆ |
◯支 出 の 部 |
15,821 |
寄附は市川市協会に市民大会カップ基金として、審判謝礼金の内からお返ししたものです。 宇佐見 「年報第1号」 |
◯収 入 の 部 |
16,195円 |
☆☆☆ |
◯支 出 の 部 |
17,195円 |
此の他に船高より藁半紙の一部と表紙用模造紙(約2,500円相当)頂きました 船高より補助がありました訳は、関東高校教員研修会が船高で行われた際にその資料として85部を納めたからです。印刷は1/3程我々の手でやって居ります。 金 子 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○高校男子第8回合宿 Aの位置の人がBに向ってボールを投げる。 湯 浅 ○高校女子第2回合宿 中 村(蓉) 編集者註 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 現役の方は両主将に書いて頂く筈でしたが都合により男子の分は断片的に書かれたものを編集者がつぎ合わせせる事としましたので若干ギコチない箇所もあるかと思います。 金 子 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎高校男子 加 藤(潔) 本年は部員が少く非常に困難な一年ではあったが国体予選では又となくチームワークよく意外にも2位迄進出した。 湯 浅 ○4月25日 於国府台高 |
4.FR |
5.FC |
9.FL |
2.HR |
3.HC |
6.HL |
7.BR |
同左 |
8.BC |
1.BL |
|
得 |
6 |
1 |
3 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
S |
0 |
0 |
1 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
失1 |
5 |
6 |
3 |
3 |
5 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
失2 |
0 |
3 |
0 |
5 |
2 |
1 |
1 |
1 |
5 |
6 |
此の日は前夜からの雨にコートがベチャベチャの上に、小雨の中で決行されたので各チーム共全然いい処がなかった。技術的には、FCとFL,HLの呼吸が合わず、此の2人を使いきれなかった為にFR内藤だけに頼る結果となったこと、雨続きでサービスの練習不足だったこと等が敗因であろう。3年生は関西旅行にも行かなかったのに残念な結果になってしまった。此のあと前記の様にポジションの変更をして練習を進めたが3年生以外は進歩が少なかったようである。 |
9.FR |
5.FC |
7.FL |
3.HR |
2.HC |
6.HL |
8.BR |
1.BC |
4.BL |
|
得 |
6 |
57 |
21 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
S |
4 |
1 |
3 |
8 |
2 |
3 |
1 |
9 |
7 |
失1 |
13 |
28 |
10 |
15 |
14 |
11 |
11 |
8 |
1 |
失2 |
3 |
6 |
4 |
14 |
15 |
6 |
13 |
13 |
5 |
本大会ではHL小川が欠場の為、FC内藤に何回でもAtさせ低いボールがFCに帰った時だけFL大内を使う事にしたが、内藤の左右Tは殆どStされなかった。無意味なFで相手にチャンスボールを與えたこともあったが充分主力としての責任を果たしたといえよう。 小笠原、湯浅 編集者註 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎高校女子 |
5.FR |
3.FC |
8.FL |
4.HR |
2.HC |
7.HL |
6.BR |
9.BC |
1.BL |
|
得 |
2 |
11 |
20 |
4 |
1 |
14 |
0 |
0 |
0 |
S |
2 |
13 |
2 |
4 |
11 |
3 |
0 |
5 |
4 |
失1 |
8 |
6 |
15 |
7 |
13 |
18 |
6 |
4 |
10 |
失2 |
1 |
1 |
7 |
9 |
9 |
6 |
11 |
7 |
7 |
|
9.FR |
2.FC |
4.FL |
7.HR |
3.HC |
6.HL |
8.BR |
1.BC |
5.BL |
同左 |
|
得 |
2 |
3 |
12 |
0 |
0 |
7 |
0 |
0 |
0 |
0 |
S |
0 |
4 |
2 |
0 |
0 |
1 |
1 |
0 |
1 |
0 |
失1 |
4 |
3 |
5 |
3 |
2 |
5 |
5 |
1 |
1 |
0 |
失2 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
2 |
2 |
3 |
1 |
2 |
◎10月3日 関東女子綜合 お茶水大 矢 吹 ◎クラブ |
8.FR |
6.FC |
2.FL |
3.HR |
5.HC |
1.HL |
9.BR |
4.BC |
7.BL |
同左 |
|
得 |
2 |
4 |
16 |
4 |
0 |
3 |
0 |
0 |
0 |
0 |
S |
1 |
1 |
1 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
失1 |
3 |
4 |
5 |
5 |
0 |
4 |
0 |
1 |
2 |
0 |
失2 |
0 |
0 |
1 |
1 |
7 |
4 |
2 |
4 |
4 |
2 |
7月12日 全日本綜合の予選があったが一般選手権の2位に入って居ないので出られない。千銀と試合の筈だったが先方の都合で中止、船高で練習する。8名、
現役6名 |
6.FR |
同左 |
4.FC |
8.FL |
1.HR |
5.HC |
3.HL |
2.BR |
同左 |
9.BC |
7.BL |
|
得 |
7 |
0 |
23 |
29 |
4 |
0 |
14 |
0 |
0 |
0 |
0 |
S |
2 |
0 |
2 |
2 |
5 |
1 |
6 |
3 |
0 |
3 |
1 |
失1 |
2 |
1 |
8 |
16 |
9 |
6 |
9 |
1 |
0 |
2 |
3 |
失2 |
1 |
0 |
1 |
4 |
2 |
2 |
2 |
3 |
0 |
2 |
1 |
6時から8時迄小笠原宅で本大会の反省、お互いの徹底的な批評、クラブの在り方等をよく話し会う。マネージャー小暮辞任、後任宇佐見。 |
6.FR |
4.FC |
8.FL |
1.HR |
2.HC |
3.HL |
5.BR |
9.BC |
7.BL |
同左 |
|
得 |
4 |
9 |
15 |
0 |
0 |
15 |
0 |
0 |
0 |
0 |
S |
0 |
0 |
1 |
1 |
0 |
0 |
1 |
0 |
1 |
0 |
失1 |
2 |
5 |
11 |
1 |
1 |
3 |
2 |
1 |
1 |
1 |
失2 |
4 |
1 |
0 |
3 |
6 |
4 |
10 |
1 |
1 |
2 |
上記メンバーの他に金子明、高橋参加、監督加藤(忠) |
6.FR |
同左 |
4.FC |
8.FL |
同左 |
9.HR |
3.HC |
1.HL |
7.BR |
2.BC |
5.BL |
|
得 |
7 |
1 |
9 |
22 |
1 |
0 |
0 |
8 |
0 |
0 |
0 |
S |
1 |
0 |
11 |
2 |
1 |
0 |
2 |
4 |
0 |
1 |
4 |
失1 |
4 |
0 |
7 |
7 |
2 |
1 |
1 |
5 |
3 |
1 |
2 |
失2 |
2 |
0 |
0 |
4 |
0 |
0 |
3 |
4 |
5 |
7 |
6 |
11月20,21日 親睦旅行 OB7,OG2,現役男子1計10名にて船中1泊で大島へ行く。 金 子、宇佐見 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 山 賀 繁 夫 今28年度のシーズンを顧みるに県大会に於て再三優勝することが出来喜びに堪えない。シーズン初めの都市対抗、国体県予選に加え特に秋の綜合選手権には第1回以来久振りの優勝で船高クラブのリボンを加え得たことは快事であった。更に手にするリボンの船高クラブとなる確率の大きくなる様にしたいものだ。 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 金 子 一 雄 何年もバレーをやっている間には随分、しゃくに触った事、嬉しかった事が有るものですが此処では此の1年間に私の感じた事を勝手気ままに言わせて頂きます。 -------------◇------------- 国体2次予選で埼玉代表大宮工機部との試合で2ツ。 -----------◇------------ 秋の綜合準決勝対千商大。決勝地理に夫々1回ずつ、こちらのサーバーの第1サーウ゛がネットを切って抜けた事がありました。 ----------◇---------- 同じ綜合の時、セット間タイムにベンチで煙草を吸いだした監督さんがありました。2セットが始まっても暫く吸って居りました。 ----------◇----------- 前々から不愉快だった不正出場、今迄は協会も生ぬるく、監督に一寸注意する程度で黙認でしたが綜合選手権の時は登録用紙と申込書を見くらべて未登録者の出場を拒否して居ました。お互に顔をしって居るのですからやろうと思えばいつでも出来ることです。善意の人にはお気の毒ですが中には勤めても居ない処から出たり、悪質なのが居ますからね ----------◇----------- 全日本綜合予選と秋の綜合に高校チームを除いてやる様になってからもう2年たちました。高校を入れろと主張するのは船高クラブの他には千大位のものです。そして高体連の申合せで高校の県大会は2回に限られて居るからとの意見が通るのです。 中 学、 高 校 男 子 高校男子 金 子 本年度及び我々のスコアブックに於て特別に用いている記号を次に解説しておく。F→フェンイト、#→アンダーオーバーネット、#M→ネットプレーミス、toM→トスミス、CM→カバーミス、JM→ジャッジミス、が新しく作った記号であり、解釈をを統一したものとしては、K、St等は夫々Kされたボール、Stされたボールに対する失敗を表わし、KM、StM等Mを附した方はKする時、Stする時の失敗を表わすこととした。 金 子 男 子 湯 浅 運河南隅のコート2面は後方の水溜りの為使いにくく困って居ましたが、かねてより計畫されて居た運動場の拡張も行われましたので、1面だけを図(11)の位置に移しました。 湯 浅 公式大会日程の内現在迄に判明したものは次の通り(関係分のみ) 例年通り綜合選手権を以ってシーズンを終え、その後直ちに準備にとりかかってここに28年度年報の編集を終りました。 ---------◇---------◇--------- 名簿の方は4月20日現在の内容で5月初旬頃発送致します。 ----------◇---------◇---------- 表紙は前号と同じく宮原君の筆です。 ----------◇---------◇---------- 原稿を整理して居ても、又、大事な処で敗けたか、がっかりすることばかりです。 金 子 一 雄 |
昭 和 2 9 年3月3 0 日 印 刷 発 行 編 集 者 金 子 一 雄 発 行 者 千葉県立船橋高等学校 バレーボール部 船 橋 高 校 ク ラ ブ 印 刷 者 船橋市本町2-1463番地 石 井 謄 写 堂 |